げぼたろうの「ぼちぼちいこか…」

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ZORNという◯◯いラッパー

こんばんわ。ゲボタロウです。

名前が気持ち悪いですが、安心してください。

中の人も当然気持ち悪いです。

 

 

前回の TK da 黒ぶちというMCの反響がとても良いので、

今回はZORNというMCについて書いてみたいと思います。

 

 

 

ZORNは昭和レコード(元妄想族 般若のレーベル)所属のアーティスト。

※昔はZONE The Darknessで活動

 

東京下町、葛飾区レペゼン。
UMBやBBPなどMC BATTLEで好成績を残し、
これまでに、1000枚限定自主制作1stアルバム「心象スケッチ」(現在は廃盤)、
2ndアルバム「The N.E.X.T.」、E.P「ロンリー論理」、3rdアルバム『DARK SIDE』をリリース。
4月16日には4thアルバム「サードチルドレン」を昭和レコードよりリリース。
同年10月26日に初のワンマンライブを渋谷WWWにて開催、気迫の籠ったステージで既存のイメージを覆した。
2015年には5thアルバム発売予定。

※出典 昭和レコードBiographyより

このZORN はセコいMCなんです。

だって

顔⇒イケメン

MCバトル⇒強い

楽曲⇒背伸びのない歌詞・それでいて韻も硬い

という…もうMCとしての1つの完成図なんです。

 

少年院に入っていたなどコワモテな部分もあるので、

陰キャラのげぼたろう的には少し怖いのですが‥笑

 

 

今まで彼を知らなかった方のために楽曲を1つ

ZONE THE DARKNESS /『奮エテ眠レ』 /pro. Michita - YouTube

 

 

昭和レコードに入ってからまた一段と、余分な言葉が削ぎ落とされて

メッセージが強くなったという印象があります。

【Official Music Video】ZORN / My life (Prod. by DJ OKAWARI) from the album The Downtown (P)2015昭和レコード - YouTube

繰り返しの生活、目をこすり空ける玄関

朝から晩、ただ働く。月から土までまた変わらず

 

だいたいこんなもんさmy life。昨日も今日もまぁ変わりない

なんにも良いことなんてない。でも言葉に出来ない感謝に愛

 

HIPHOPって平日からクラブでシャンパン空けて、

女の子侍らせてってイメージが未だに根強いんです。

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そのほうがカッコいいですもん。誰もがそんな生活してみたいもんです。

しかもZORN君なんてクラブ行ったら絶対モテますよ。そりゃ。イケメンだもの。

ただそんな自分にとっての非日常を歌わない。

それは従来のHIPHOP的に言えばカッコ悪い生活なのかもしれない。

けど…

カッコ悪いってなんてカッコいいんだ

と思ってしまいます。

不器用で、無骨で、それでも前を向いて必死に生きている。

もう

男はつらいよの寅さんなんですよ!!!!私にとって彼は!!!

HIPHOPってホントに不器用な文化です。

 

洗濯物干すのもHIPHOP

なんて素晴らしい歌詞を歌うのでしょうか。

 

実際、日本の90年代のHIPHOP創世記に流行ったHIPHOPは、

毎日「ガッハッハな毎日」を象徴する歌詞が多かった。

商業的にそのポジションは当時の日本の音楽的に、ブルーオーシャンでしたからね。

それに火を付けられた、僕ら世代は

Rap・HIPHOPってカッコ良いと思いクラブに通い、

どんどんこの音楽に夢中になった。

 

しかし実際は、そんなことで飯を食えてる人はほとんどいないのです。

そんなある意味で「メディアの被害者」な我々世代が、今歌詞にして欲しいのは

こうした「強がらないHIPHOPのあり方」なのではないでしょうか。

 

HIPHOPというものを発信する側も、受け入れる側も

レベルは数段上がっていると思います。

(レベルって何やねんとも思いますがw)

 

彼は、前回の記事でかいたTK da 黒ぶちと同じ世代ですが

本当にこの88年、89年世代はアツイのです。

今後のHIPHOPを見るときには、この世代を注目してみるのも

1つ楽しみデス。

もしよければこの88年89年世代に注目して、今後のHIPHOPをみてください。

 

ではでは〜明日もぼちぼちいこか。